幸兵衛窯 作陶館

作陶館レポート

七代加藤幸兵衛直接指導「織部・黒織部の菓子器(かしき)をつくろう」

2018年2月24日

~タタラと石膏型で作る菓子器~
(タタラ:粘土のシート(8mm))

はじめに、基礎知識として『織部焼き』には「青織部」「黒織部」「鳴海織部」「赤織部」「絵織部」「志野織部」「総織部」があること、そして、各種類の違いについて詳しく教えていただきました。

今回は「鳴海織部」「絵織部」を想定し、[取っ手付き]・[三つ足]の菓子器の制作手順を中心とした指導を受けました。

大まかな制作の手順:
①タタラの表面をキレイに均す。
②取っ手を作る
③石膏型にタタラを押し当てる。
④足を付ける
⑤取っ手を付ける

参加者はお好みの形の石膏型を選んで、制作に入りました。

織部の器は、取っ手に装飾が施されている事が一つの特徴です。
先生は、印花(スタンプ)はもちろん、ロープを使ったり、ヘラを用いてその角や側面を使うことで、表情の違いを示され、身近な道具が装飾に使える事に皆さん「なるほど!」と関心していました。
また、底の仕上げでは、やわらかい土を付けて側面と底辺の縁や角をしゃきっとさせる技を教えていただきました。


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