幸兵衛窯 作陶館

作陶館レポート

七代 加藤幸兵衛 直接指導 「お預け徳利をつくろう」

2018年9月22日

今回は、ロクロ経験者を対象とした講座を行ないました。
事前に、各自で徳利用の細身の「柄ゴテ」もつくる本格的な講座となりました。

制作に入る前に、先生が作り方のポイントを説明しながら見本を作られました。
皆さん経験者という事もあり、細かい部分の質問をしたり、食い入るように先生の
手さばきを見ていました。

制作は、要点を掴むため、作ってはそれを半分に切って確認しました。
黙々と続いた制作は、さながら部活の特訓のようでした。皆さん真剣そのものでした。

[お預け徳利]とは…
二合以上入るような大振りの徳利。
茶懐石の終盤、亭主が席を離れる時に、その間客同士が勧めあって、
ゆっくり飲んでもらう為に預けておく大徳利。

[柄ゴテ]とは… 
徳利や花瓶等の袋物をロクロで引く時、口をせばめると内側に手が
入らなくなります。そこで、形を整えるために手の代わりとして内側に
差し込んで使う道具。


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